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ラジカル制御型塗料について

2021.06.03

前回では、ラジカルについてごく簡単に説明しました。
ではそのラジカルを抑制するラジカル制御型塗料、具体的にどのような効果があるのか?
アレスダイナミックトップを例に、それらを説明させて頂きます。

まずは、簡単に以下の6つの特徴があります。

1)ラジカル制御による高耐候性
2)艶の選択が豊富
3)超低汚染性
4)防かび・防藻性を付加
5)水性なので臭気が少ない
6)コストサイクルが長い

一つずつ順を追って説明していきましょう。

1)ラジカル制御による高耐候性

 これは前回にも説明した通り、ラジカルの発生を抑制することにより、従来のシリコン塗料等に比べて耐久性が向上している事を指します。

2)艶の選択が豊富

 こちらは、特殊な塗料にも関わらず、艶のレパートリーが豊富な点を指します。艶の種類については、以下の選択肢からお選び頂けます。
・艶有り
・7分艶
・5分艶
・3分艶
・艶消し

3)超低汚染性

 ここでの低汚染というのは、環境に対してという事ではなく、塗料の耐汚染性についてです。雨筋などの汚れに強く美観を保ちます。

4)防かび・某藻性を付加

 こちらも美観についてになりますが、カビや藻等の付着物に対して強い耐性を持ちます。

5)水性なので臭気が少ない

 文字通り、水性塗料の為臭気がほとんど有りません。匂いの強い溶剤系塗料とは比較にならないぐらい違いがあります。

6)コストサイクルが長い

 一般的なシリコン塗料の塗替え周期が約10年程と公称されていますが、この塗料においては約15年と公称されています。つまり、30年で換算するとシリコン塗料が10年おきに3回塗替えするのに対して、この塗料は15年周期で2回の塗替えで済みます。その分価格が少し上がりますが、長期的なコストを考慮するとコストパフォーマンスは非常に良いと言えるでしょう。

如何でしたでしょうか?
今回はここ数年で話題になり始めたラジカル制御型塗料についてお話しました。
もちろん弊社でも今回説明した塗料の取り扱いをしております。
もし興味がありましたらぜひお気軽にお問い合わせください。
よろしくお願い致します。