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ラジカルってなんでしょう??

2021.05.31

ラジカル制御型塗料とよく耳にしますが…
そもそもラジカルとはなんでしょう?

科学の分野ですので、有識者のHPから抜粋して噛み砕きながら説明させて頂きます。

ラジカル(radical)とは、不対電子を持つ原子や分子を指します。
通常、電子は二つずつ対になって(共有電子対)同一軌道上に存在していますが、
熱や光などの強いエネルギーによる電子の移動や、化学結合の解裂などによって不対電子ができ、ラジカルとなります。
ラジカルは共有電子対を形成していないため、極めて不安定かつ反応性の高い状態の分子種です。
そのため、中性で温和な反応条件で反応が進行する、位置選択性が高いなど通常の化学反応とは異なる反応性を示します。
また、ラジカルは非ラジカル種と反応する際に電子を奪い取って安定化するため、反応後には新たなラジカルが発生します。
新たに発生したラジカルはさらに次の標的分子から電子を奪い取るため、反応が連鎖的に進行します。
これを「ラジカル連鎖反応」と呼び、この反応はラジカル同士で電子を授受することで終了します。

研究.netより抜粋~

今回着目する太字で記載したこの部分になります。
熱や光などの強いエネルギーによる電子の移動や、化学結合の解裂などによって不対電子ができ、ラジカルとなります。
熱や光などの強いエネルギーというのはつまり日光の事ですね。

日光が当たり、ラジカルが発生すると連鎖的にラジカルが発生します
ラジカル制御型塗料においては、この連鎖的に増えるラジカルが塗料が劣化する要因とされています。
そしてこのラジカルの発生を抑制するのがラジカル制御型塗料になります。

ではそのラジカル制御型塗料、具体的にどのような効果があるのか?
続きは次回掲載します。